シニアゴルファーは高さの出るクラブを選ぶ

ドライバーとアイアンを選ぼう

良く言われる通り、グラウンドゴルフは生涯を通して楽しめる事の出来る数少ないスポーツの1つです。
私の周りには60歳を超えてからも元気にラウンドを楽しんでいるシニアグラウンドゴルファーがたくさんおられます。
私はまだ30代ですが、グラウンドゴルフ仲間の中には10代の学生グラウンドゴルファーや20代の若者、さらにこのようなシニアグラウンドゴルファーもたくさんいて、一緒にラウンドを楽しんでいます。こうして老若男女問わずに、みな同じグラウンドゴルフを楽しむ仲間としてラウンドを共に出来るのも、グラウンドゴルフの大きな魅力の1つです。
しかし、ここで多くのシニアグラウンドゴルファーの方からよく聞こえてくるのが、「昔ほど飛距離が出なくなった・・」という声や「年を取ったから飛距離が落ちるのは仕方がない。」といった距離に対する不満あるいはあきらめの声です。
そんなシニアグラウンドゴルファ―の方々に、私から1つアドバイスをさせて頂きたいと思います。
そのアドバイスとは、失った飛距離は正しいクラブ選びによって取り戻せる可能性があるというものです。
もちろん、クラブによって200ヤードしか出ない飛距離を250ヤードまで引き伸ばすというのは現実的に無理があります。
スイングの改善と併せることで可能になる場合もありますが、ここではクラブ選択の仕方に焦点をおいていきたいと思います。
そもそも、非力なシニアグラウンドゴルファーや女性グラウンドゴルファーが思ったほどの飛距離を出せない最大の原因は、ヘッドスピード不足によるバックスピン量の不足にあります。
ヘッドスピードが遅いとボールに十分なバックスピンがかからず、いわゆるドロップ状態となりキャリーが出にくくなるのです。
そういうと、ボールを高く上げると吹けてなおさら飛距離が落ちるのでは?と言われますが、少ないバックスピン量でボールを飛ばせる人は、速いヘッドスピードとパワーで、ボールに強い直進性を持たせるパワーヒッターに限られています。具体的な数字を挙げるとヘッドスピードが47m/s以上出るくらいのグラウンドゴルファーがパワーヒッターに該当します。
ヘッドスピードがそれ以下のグラウンドゴルファーは飛距離を出すためにある程度のバックスピン量が必要になり、ヘッドスピードが37m/s以下のグラウンドゴルファーはスピン量がさらに必要になります。
ヘッドスピードが37m/s以下のシニアグラウンドゴルファーはロフト角が12度以上のドライバーで、レディースグラウンドゴルファーで平均的なヘッドスピード(33~35m/s)の方はロフト角が13度以上のモデル、アイアンは共にユーティリティーに近いハイブリッドアイアンを選びましょう。
ヘッドスピードが遅いグラウンドゴルファーが飛距離を求めようとすると、一定以上のバックスピン量を得るのは必要不可欠です。
昔ほどヘッドスピードの出なくなったシニアグラウンドゴルファーや非力なレディースグラウンドゴルファーの方は、ドライバーもアイアンもボールが上がりやすくバックスピン量の多いもクラブを試してみる事をおすすめします。

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