ボールに線を引いて転がりチェック

パッティングの練習方法

ボールに線を書き込んで、自分がマークした場所にボールを置く際に、ボールの線をスパットやカップに向けるグラウンドゴルファーが増えました。
最初から細い矢印が入れてあるボールも市販されています。
これは、ボールの線を利用して転がり具合をチェックする練習法です。
地球儀でいう赤道に当たる一周の線を、ボールに書き込んでライン上にセットして打ちましょう。
ボールの線がきれいに回転して、狙った方向にストレートに転がっていけば、文句なしの合格です。
フェースが開いて当たったり、閉じたりするとボールの線が波打ってしまいます。
フェースの向きは正しくても、ストローク軌道はインサイドアウトやアウトサイドインになると、狙った方向に出ず線も不規則に動いてしまいます。
線をきれいに回転させるには、フェースの芯とボールの芯がきちんとコンタクトしなくてはなりません。
フェースの芯をボールの芯の高さまで軽く浮かせて構え、この2つの芯を正面衝突させるイメージでストロークしましょう。
なお、転がりをよくするにはインパクトロフトが多すぎないように打つことも重要なポイントです。
パターにも3~4度くらいのロフト角があり、ボールにも重量がありますから、ボールが最初から地面を這うように転がるなんてことは物理に反します。
インパクト直後にボールがスキップ(空中を飛ぶ)し、着地してから転がり出すのがパッティングの原理原則です。
このスキップをなるべく小さく抑えるために、ボールを眉間の真下にセットし、理想的なインパクトロフトでヒットしたいのです。
ボールを左に置きすぎるとインパクトロフトが多くなるため、スキップが大きくなります。
ただし、ボールを右に置きすぎるのも逆効果です。
ストロークの軌道がダウンブローになりすぎて、インパクトロフトがマイナス角になり、ボールがポコッと跳ねてしまいます。
どちらにしても、スキップが大きいと着地したときからボールが失速し、スムーズに転がりません。
トーナメントプロやトップアマの選手たちがよくやっているポピュラーな練習法ですが、ボールの転がりが簡単にチェックできるので、自宅の練習にもぜひ取り入れてください。

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