風を利用しよう

季節の変わり目などは、気温の変化とともに風が強くなる時期でもあります。パークゴルフは通常、見通しの良い開けたところにコースを造るため、風を遮るものは基本的にありません。また、海辺や山間コースなどは、常に強風にさらされていることもあります。
パークゴルフのボールは80~90グラムと重さがあるので、ショートホールをゴロで転がす場合などは風の影響はほとんど受けません。しかし、50メートル以上のショットとなると、弱い風でも影響を受けてしまいます。
プレー中は風の向きや強さを意識して、ボールの変化を読み切れるようにしたいものです。
向かい風はボールが曲がりやすい
追い風では打球を上げればそれだけ飛距離が伸びますが、向かい風ではどう打ったとしても飛距離を伸ばすことは出来ません。
向かい風が吹いているときは、低いライナーボールかパンチ系のショットが有効です。
また、向かい風は飛距離を落とすだけではなく、左右にボールが流れやすくなります。
風の方向から曲がりを読んで、狙いを定めることが大切になります。

パンチ系のショットを覚えて風を攻略しよう

パークゴルフのスイングは、通常のショットでのスイング系と、パンチ系のショットがあります。
スイング系は通常の打ち方で、パンチ系とはすくい打ちのように、インパクトの後でボールを押し付けるように前に伸ばす打ち方です。
このパンチ系のショットは回転が少ない重いボールが打てるのが特徴で、風の抵抗を受けにくく、飛距離を損ないにくい特性があり、向かい風の強いときに活用したい技術の1つとなります。
パンチショットの打ち方
パンチ系のショットお打つ際には、通常のショットと違って、ボールは身体の中心にセットします。
トップスイングでは手の位置を低くし、スイングをコンパクトにして左ワキが開かないようにダウンスイングに入ります。
インパクトでは右手を使ってボールを押し込むように打つことを意識しましょう。出来るだけ直線的に長く押すのがコツです。
フォロースルーでは右のカカトは上げずに踏ん張ったままで、右手をインパクト後さらに押し込み、上に上げないように意識しましょう。

打ちおろしのコースは要注意

パークゴルフのボールは、ゴルフボールに比べて重いですが、同時に大きいため、打球を高く上げるとフォローやアゲインストの影響を強く受けます。
特に打ちおろしのコースでは、平地のコースに比べてボールの滞空時間が長いので、さらに風の影響を受けやすくなるので、普段よりも風の影響を考慮し攻略を練りましょう。
基本的には低いライナーやパンチ系のショットなど、風の影響を受けにくい球筋で攻めるのがおすすめですが、ハザードや障害物がない場合は、高い打球で風を利用した攻略にもチャレンジしてみてください。

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