グラウンドゴルフのゲームに関するルール②(第10~15条)

2018年6月19日グラウンドゴルフ上達法, グラウンドゴルフのルール

スムーズにプレーする為に
実際にプレーをすると、いろいろな状況が出来ます。あわてないでスムーズにプレーするために、ルールを良く把握しておきましょう。

第10条 プレーヤーは、打ったボールが紛失したり、コース外に出たときは1打付加し、ホールポストに近寄らないで、プレー可能な箇所にボールを置き、次の打を行わなければならない。

プレー中は、ボールが深い草むらや林の中に飛び込み、どうしても見つからない時はあります。このような時は、ボールがなくなったと思われる地点で、ホールポストに近づかない場所に1クラブレングス内にボールを置きなおしてプレーします。

また、ボールは見えているが、溝や池などのハザード内にボールが止まり、どうしても打てない場合も同様で、一番近くのボールが打てる地点でなおかつホールポストに近づかない地点のワンクラブレングス内にボールを置きなおしてプレーを再開することが出来ます。

どちらのケースでも、1打罰のペナルティーが発生します。

第11条 プレーヤーは、プレーの妨げになるボールを、一時的に取り除くことを要求することができる。取り除くのは、ボールの持ち主であり、その際ホールポストに対して、ボールの後方にマークをして取り除かなければならない。

ホールポストに近づくと、自分のボールとホールポストを結ぶライン上に、同伴プレーヤーのボールがあり、そのまま打つと当たってしまいそうな場面が必ずあります。そのような場合には、同伴プレーヤーにマークをしてボールを取り除いてもらいましょう。

基本的には、自分のボールが同伴プレーヤーのプレーの邪魔になりそうな場合は、自らボールをマークして取り除くのがエチケットとなります。

第12条 プレーヤーは、打ったボールが他のプレーヤーのボールに当たったときは、そのままボールの止まった位置からプレーを続ける。当てられたプレーヤーはもとの位置にボールをもどさなければならない。

グラウンドゴルフは、スタート地点からホールポストまでの距離が短いため、後から打ったプレーヤーのボールが、先に打ったプレーヤーのボールに当たる事がしばしば起こります。

この時、当てた方のボールは静止した地点からそのままプレーをし、当てられて方のボールは元の地点にボールを戻してからプレーを再開することになります。

たとえば、当てた方のボールがホールポストの中で静止した場合は「トマリ」と認められますが、当てられた方のボールはたとえホールポストの中にボールが静止した場合でも「トマリ」とは認められないことになります。

第13条 プレーヤーは、打ったボールが動いている間は、ボールを打ってはならない。風によってボールが動いたときは、静止した場所からプレーをし、動いてホールポストに入った場合はトマリとする。

グラウンドゴルフでは、ゲーム中に強風でボールが動いてしまう事があります。静止したボールが風によって動かされ、ハザード内に入ってしまった時は、元の位置に戻すことが出来ずにハザードからのプレーとなります。

これはアンラッキーなケースですが、逆に静止したボールが風で転がされホールポストの中に静止した時は「トマリ」と認められます。

第14条 プレーヤーは、打ったボールが1打目でトマリになったとき(ホールインワン)は、合計打数から1回につき3打差し引いて計算する。

ゴルフで言うところのホールインワンです。この場合はすべてのホールポストをプレーし終わった後に、合計打数からホールインワン数×3を差し引いて計算します。

第15条 ゲーム中の判定はプレーヤー自身が行う。ただし、判定が困難な場合は同伴プレーヤーの同意を求める。

グラウンドゴルフは同伴プレーヤーがお互いに審判をしながらプレイする、審判員を置かないスポーツです。各々がフェアプレーを常に心がけ、自分に有利判定をしないようにする必要があります。

プレーヤーにルールやマナー、エチケットを守ることが強く要求される、自律度の高いスポーツとなっています。