パークゴルフのボールの構造と特性

パークゴルフのボールは、国際パークゴルフ協会の『パークゴルフのきまり』において、重量は80~95グラム、大きさは直径60ミリ(+-0.5ミリ)、音圧は84でデシベル以上と規定されています。
現在、各メーカーは構造の種類によって『ワンピースボール』『ツーピースボール』『スリーピースボール』の3つのタイプのボールが発売されています。
ワンピースボールは、単一素材の固まりで、ツーピースボールなどは複合構造に比べて設計の自由度は少ないですが、素材の特性を出しやすいのが特徴で、耐久性にも優れています。
ツーピースボールは、内層と外層の2種類の素材を複合したボールです。内外層の質量をさまざまに組み合わせることで、飛距離や方向の安定性に優位性を持つボールが設計可能で、内層が中空のものも作られています。
スリーピースボールは、ツーピースボール以上に複雑な設計が可能で、飛距離と方向性を両立させる事が出来ます。
高性能ですが、生産コストがかかるので、価格は総じて高めになります。

ボール選びのポイント


現在、各メーカーは色や素材など数多くのボールを開発・発売していますが、ボールを選ぶには、正直『打ってみないと分からない』ところがあります。
最近のボールは、コントロールしやすいスリーピースボールが主流になっていますが、ツーピースやワンピースもまだまだ健在です。
樹脂素材の種類もさまざまで、その素材によって打感がソフトなものや、反発が強く球離れの早いものもあります。
ボールは個人の好みもあるので、最終的には『好きか嫌いか』ということになりますが、選ぶ上で1つだけ気をつけたいのが『重さ』です。
ボールが重いほどシャフトがしなりやすいので、そのしなりを利用してスイングできる人にとっては、飛距離を伸ばす強力な武器になります。しかし、ボールを芯で上手くとらえられない人だと、インパクトの際の衝撃が大きくなり手首を傷めることもあるので避けたほうが無難です。
使っていてボールが重く感じたり、手首に負担を感じるようであれば、少し軽めのボールに変えることをおすすめします。

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