ショートホールの攻め方⑩ 打ち下ろしのショートホール

ティーショットでのスコアメイク

打ち下ろしのホールの場合、風が吹いているときなどはボールの滞空時間や距離が長くなるため、フラットなホールよりも風の影響を受けやすくなります。
こうしたショットでは、意図的に低いボールを打てると有利にコースを攻めることが出来ます。
しかし、無理やり低いボールを打とうとすると体が左に突っ込み、極端なアウトサイド・インのスイング軌道になったり、フェースがシャットに下りてきたりしてヒッカケのミスが出ます。
意識的に低いボールを打とうとするときは、スイングではなく構えだけを変えて打つのが安全な方法です。
クラブを少し短く持ち、ミート率重視のスイングをします。ヘッドスピードが少し落ちることと、短く持った分、シャフトがしならなくなるので、自然とボールの打ち出しが低くなるのです
落下地点が低いところにあるので、キャリーが伸びると思いがちですが、ショットアイアンでは落下の角度は垂直に近くなるので、フラットなホールと同じ番手のクラブで大丈夫です。
ミドルアイアン以上であれば、打ち下ろしの分キャリーが伸びると考えましょう。目安としては高低差10メートルで1番手分キャリーが伸びます。
ただし、高低差が10メートル以上であっても、同じ比率でキャリーが伸びるわけではないので注意が必要です。
また、打ち下ろしのホールではキャリーが伸びますが、反対にランが出なくなるためボールが止まりやすくなります。
それにより、打ち下ろしでは打ち上げやフラットなホールよりグリーンを捉えやすいということも覚えておいて下さい。

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