ショートホールの攻め方⑦ 横に長いグリーン

ティーショットでのスコアメイク

グリーンの形を見て、難しそうと感じたり、逆にやさしそうと見えるときもある。
たとえば、横に長く見えるグリーンであれば、まず考えるべきなのが、そう見えるだけかもしれないということです。
カートなどにグリーンの形状やピン位置を示す図などがあるときには、しっかりと形状を確かめてみましょう。
コース図には、グリーンの奥行の長さが示されていれば「奥行は30ヤード近くある」などということが分かります。もし、グリーンが縦に30ヤードあるなら、アイアンにして3番手分あることになります。
ピンに近いバンカーやラフなど「入れてはいけないエリア」がグリーンの前後にないか探し、それを避けることができる番手を選びましょう。
フルショットでグリーンに乗せられる番手が7番と6番で、5番アイアンでは少しオーバーしそうなショートホールがあるとします。
まずは、飛距離を安定させてグリーンを狙うことが優先なので、コンパクトなスイングで距離をコントロールするショットを打つとなると、番手の選択肢は6番と5番になります。
グリーン周りの「入れてはいけないエリア」がグリーンの奥にある場合には6番アイアン、手前にある場合には5番アイアンにクラブが絞られます。
あとは、決めた小さい振り幅でクラブをしっかりと振り抜きましょう。特にフィニッシュの大きさをあらかじめ作ってイメージに刻み、実際に打つときもそこで収まるように心掛けてください。
そうすることで芯に当たる確率が高まり、飛距離と方向性が安定します。
これは、ショートホールのティーショットに限らず、たとえばミドルホールのセカンドショットや、ロングホールのサードショットでも使えるショットです。
「○○ヤードだから番手は●番」ということに限らず、少し大きな番手をコンパクトに振り、方向性と飛距離の安定したライン出しの出来るショットを身に付ければ、グリーンを狙ったショットの成功率はフルショットに比べて格段に高くなるでしょう。

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