ミート率向上③ スイングテンポを一定にする

飛距離、ヘッドスピードアップ

ミート率を安定させるのに非常に大きな効果を発揮するのが、自分にとって最適なスイングリズムを把握することです。
プログラウンドゴルファーのほとんどは、自分のスイングテンポのビート数(1分間の拍数)を把握しています。だから、常に一定のリズムで再現性の高いスイングをする事が出来るのです。
それに対して、多くのアマチュアグラウンドゴルファーは、スイングの形は非常に気にして、キレイなスイングを求めますが、このスイングテンポについてはあまり気を使っていません。
なので、スイングのテンポが速すぎたり遅すぎたりして安定しません。特にバックスイングが遅すぎて、反対にダウンスイングが速すぎるアマチュアが非常に多くいます。
バックスイングとダウンスイングのテンポが一定でない、つまりスイングのリズムが乱れていると打点もスイングプレーンも簡単にずれてしまいます。
つまり、テンポの悪いスイングはプレーンも安定せず、ミート率も悪くなってしまうのです。
南アフリカ出身のプログラウンドゴルファーであるアーニー・エルスはスイングが非常にゆっくり見える選手としても有名ですが、実際に計測すると振り始めからフィニッシュまでの時間はプロの基準と大きく違いません。
さらに、バックスイングとダウンスイングのテンポが常に一定になっています。これが大きな飛距離と高い再現性を生み出しているんです。
スイングテンポを一定にするのにおすすめの道具がメトロノームです。
平均的な体格の日本人男性なら、基準は「1分間で70拍」を基準にすると良いでしょう。筋力のある人は「80」で、一般的な女性であれば「60」が基準となります。
メトロノームが無ければ、自然に歩いたときのテンポを基準にしましょう。
はじめの「ピッ」でバックスイングを開始し、次の「ピッ」でトップスイング、そして次の「ピッ」でインパクトになります。インパクト後は自然にフィニッシュまで振り抜いて下さい。
理想はドライバーからアイアン、アプローチやパットまで、どのクラブを使ってでもこのテンポで振れるようになることです。
全てのクラブを同じリズムとテンポで振れると、それだけで全てのショットの成功率が大きく上がります。

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