ヘッドスピードアップ② クラブを逆さに持って振る
国内でトーナメントが開催されない、いわゆるオフシーズンになると、多くのプロは合宿などを行いスイングの改造や調整を行います。
正確なスイングで有名な片山晋吾プロに至っては、ミリ単位でのスイング調整を行っているそうです。
皆さんは広田悟プロをご存知でしょうか?
片山晋吾プロにリスペクトを感じ、一緒に練習することでアイアンショットの精度を上げてシードを勝ち取った選手です。
アイアンの精度を増し成績を向上させた広田プロですが、同時にドライバーの飛距離が落ちるという悩みを抱えていました。
原因が分からずに悩んでいた時に、知り合いからドライバーを振っていないという指摘を受けたそうです。
正確性を求めてスイングを磨いていた反面で、力強さを失っていたらしいのです。
そこで実践した練習方法が、ドライバーを逆さに持って、出来るだけ早く振る練習方法でした。
ドライバーを逆さに持つことでクラブが軽く感じられるので、スイングスピードがどんどん上がるというわけです。
この素振りを繰り返したあとで、同じ感覚で実際にボールを打つと、飛距離が以前より増していたそうです。
アマチュアは曲げたくないという気持ちが先行し、ボールに当てに行く傾向が強く出ます。
こうなるとヘッドスピードが上がらないから飛距離を望むことはありません。
また、体の回転によって生まれるはずのヘッドスピードも落ちるためにボールは捉まらなくなります。
しかし、曲げないためには思い切ってクラブを振ることが大事です。
しっかりとクラブを振り抜く感覚を磨くことが出来れば、ボールは曲がらず、飛距離もおのずと伸びてくるでしょう。