林、前方の枝の下に空間がある場合
セカンドショット以降を林の中から打つときは、出来るだけやさしい方法で次のショットが打ちやすい場所に出すことを優先します。
打ちたい方向に枝や葉がせり出しているケースでも基本的には同じですが、下に空間があるときは低いボールでレイアップできることもあります。ただし、そのためにはいくつかの条件をクリアしている必要があります。
ひとつめはボールのライがいいこと
地面や枯れ葉などに潜っていないのはもちろんですが、ボールの近くに木の根が張り出している状況ではクラブやボールが跳ね返る状況があり、厳しい状況といえます。
ふたつめは枝の状況です
いくら下に空間があるとはいえ、打ったボールは必ず浮きます。横長の空間があるのはもちろんですが、高さも最低50センチ以上はほしいところです。
立って見下ろしただけでは空間を正確に認識できないので、ボールの位置まで目線を下げて打ち出し方向を確認しましょう。
このふたつの条件を確認出来ると、使えるクラブが決まってきます。ロフトのあるクラブはボールが上がりすぎるので使えないため、アイアンならミドルアイアン以上のクラブを選ぶことになります。ライがよければウッドも使えるので、選択肢を広げよう。
最後にクラブが振れるかの判断をします
構えを小さくし、アドレスでボールを右寄りに置いてコンパクトにスイングするのが基本ですが、近くに幹や枝があり気になってスイングしずらかったり、クラブが当たってペナルティーになりそうな場合には、下を通すのはあきらめましょう。
どちらにしても、低いボールを打てるクラブを選んでいるので、そこからさらに上から抑え込むスイングをする必要はありません。ボールをしっかり見据えて、決めた方向へ打ち出すことに集中しましょう。