バックスイング① 正しい軌道かのチェック
バックスイングでは、いかに両腕と体が一致した動きが出来ているかが大きなポイントになります。
器用な手だけでクラブを上げていくと、必ず左手がロールしてフェースが開いてしまいます。
シャフトが左腰の位置で水平になる9時のポジションで、フェースの向きを確認してみてください。
フェースが空を向いていたら、開いてしまっている証拠です。
9時の位置でのフェースは正面を向いているのが正解です。左ワキが締まって、腕の振りと体の回転がほぼ一致していることになります。やや下を向くのはシャットフェースになっている証拠ですが、多少ならば許容範囲と考えましょう。
フェースが開いているのは、クラブが自分の背中の方に倒れこんでしまっている状態です。9時の位置でヘッドが背中側に引けてしまっていたら、右手の方にクラブの重みがかかっているはずです。
これは間違いで、両手に均等にクラブの重みがかかっているのが、正しくクラブを上げれている証拠です。
クラブが背中側に倒れこんでしまっている状態では、ヘッドを高く上げることが出来ずに、スイングプレーンの後ろ側に外れていくことになります。
バックスイングでは、クラブを右ヒザの前までは意識してまっすぐ引きましょう。
そうすれば、リストが9時の位置にきたとき、シャフトが地面と水平になって、左手の甲とフェースが正しく正面を向きます。この位置から、腕は次第に上へと上がっていきます。
リストが10時の位置にきたら、シャフトは地面と垂直に立ちます。
腕だけでクラブを上げていくと、クラブは寝た状態にしかならず、フェースの開いた悪いバックスイングになってしまうので注意しましょう。
リストが9時の位置にきたとき、シャフトが地面と水平で、フェースが正面を向いているかをチェックしましょう。