FWやUTのつかまり過ぎはクラブのせいかも
フェアウェイウッドやユーティリティーを選ぶ際に、意外と意識していないのがボールのつかまり具合です。
フェアウェイウッドやユーティリティーに限ったことではありませんが、クラブはフェースをスクエアにしてもライ角があるので、ロフト角が大きくなるほどボールがつかまりやすくなるという性質があります。
そのため、フェアウェイウッドやユーティリティーを選ぶ時には、ロフト角が大きな短い番手で、つかまりすぎないモデルを選ばないようにすることも大切になります。
一般的なアベレージ向けモデルの多くはドライバーではフックフェースが基準になっていて、それに合わせるようにフェアウェイウッドやユーティリティーも、ほとんどがフックフェースになっています。
そうしてこともあって、アベレージ向けモデルといわれるフェアウェイウッドやユーティリティーは、ボールがつかまりすぎて左に引っかかりやすいモデルが多くなっているのです。
特に、ロフト角が大きな番手ほどそうした傾向は顕著になります。
市販モデルとしては少ないのですが、理想的にはドライバーはフックフェースでも、ロフト角のある番手になるにしたがってフェース面はスクエアになるような、ロフト角が増えるほどフェースが少しずつ開いていくセッティングがお勧めです。
勘違いしやすいのはフェースの向きが同じならボールの飛びも一緒になると思ってしまう勘違いです。
たとえば、同じフェース角の3.5.7番ウッドの組み合わせがあったとして、3番ウッドがまっすぐ飛んだとき、ロフトが大きくなる5.7番は左に引っかかりやすくなるのです。
逆に、短い番手が真っ直ぐ飛ぶ時は、長い番手は右に飛びやすいというように、方向性は安定しません。
フェアウェイウッドやユーティリティーを使っていて、方向性が安定しないという人は、フェース角を調べてみて下さい。
どの番手もフェースの向きが同じに見えるなら、フェースの向きが原因で方向が安定していない可能性があります。