クラブを使ったボディーターン練習法
「スエー防止に」の腰の水平回転をマスターする練習とよく似ていますが、この場合は腰の後ろにクラブを当てたら、アドレスの前傾姿勢をつくり、腰をしっかりと回します。
バックスイングではクラブの端がボールのほうを指すまで回し、フォロースルー以降も反対側のクラブの端がボールを指すようにします。
これは、ボディターンを正しく理解するための練習です。
日本のコーチは、ボディターンというと「肩を回しましょう」と教える傾向がありますが、アメリカでは「ヒップターン」を中心に教えます。
つまりお尻の回転で、アメリカの概念として、ボディは体幹のことです。
お尻やお腹や太ももなど腰に近い部位を意識し、腰を回すことを第一に考えます。
これで、肩が勝手に回るのです。
肩を回そうと意識すると、肩に力が入りやすくなります。
「肩の力を抜け」と言うのに、「肩を回せ」なんて、矛盾していると思いませんか?
腰を回そうとすれば、肩や腕から無駄な力も抜けて、スイングが驚くほど滑らかになります。