バンカーショットはバンスから打ち込もう
サンドウェッジはバンカーショットを苦手としていたジーン・サラゼン(グランドスラマー)が発明したクラブです。
サンドウェッジが生まれるまでは、バンカーショットを9番アイアンなどで打っていましたが、リーディング・エッジが砂に深く突き刺さってしまい、思うように距離感が合わないことが良くありました。
それを悩んでいたジーン・サラゼンが飛行機の翼からヒントを得て発明したのがサンドウェッジです。
サンドウェッジのソール部分を見てみると、他のアイアンに比べて全体的に丸く出っ張っています。さらに、後方にかけて飛行機の翼のように大きく広がっているのが分かりますが、この部分がバンスと呼ばれる部分です。
サンドウェッジは、バンカーショットの際に砂にもぐり込もうとするヘッドが、ソール部分に付けられたバンスによって砂の中にもぐったままにならずに浮上する仕組みになっています。
バンカーショットは、このバンスを利用して打つのが基本となります。
通常のバンカーショットは、ヘッドの刃ではなくバンスの出っ張り部分から砂に打ち込むのが基本です。
ただし目玉だけは例外で、砂にもぐったボールの下部が砂のかなり下にあるので、バンスではなく刃から打ち込んで、ヘッドを砂にもぐり込ませながら打ち込まなければならないということも覚えておきましょう。