リラックスしてストローク出来る構えとは

パッティング

「パットに型なし」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
どんな構えをとり、どんな打ち方をしたとしても入ればいい訳ですから、その人の持って生まれた感性を効果的に、なおかつ最大限に発揮できる構えが正解ということになるわけです。
しかし、やはり基本は押さえておくほうが良いでしょう。
アドレスの基本の一つに前傾角度があります。パッティングでの前傾角度は30度前後が1番安定します。
これ以上に体を前に深く屈めると、前傾が強くなりすぎて、わきが甘くなり腕や手首に頼りやすくなってしまいます。
これでは手首をコネたり腕を使いやすくなってしまうので、方向性が狂いやすくなります。さらに、目線が低くなるので距離感が掴みにくくなるといったデメリットも生まれます。
反対に、前傾角度が浅くて構えるとわきの締まった姿勢になり、背骨が1本の軸となって肩と腕を一体化させて動かしやすくなります。高い位置からラインを見ることができ、肩でストロークしやすくなります。
距離感も出しやすくなりますが、腕の振りが制限されてストロークがインからインになりやすく、方向性がやや悪くなります。
前傾角度を30度にして、背中を少しだけ丸めるように構えると、こうしたデメリットを消すことが出来ます。
上記のように構えると、胸の前にゆとりが出来て、腕を振るための空間が生まれます。この空間が出来れば、両肩と両肘でできる五角形をキープしながらストロークすることができ、肩の縦回転もスムーズに行えます。
さらにアゴを無理に締めないことで、正確な距離感を生み出すこともできるのです。

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