風の強いときのティーショット1
河川敷やシーサイドコースでは、海風や河の流域を吹き渡る風のがグラウンドゴルファーを悩ませます。
特に冬は風も強くなり、体感温度を大きく下げるためプレーが非常にしにくい状況になります。
しかし、「風が苦手で、風が強い日のプレーは嫌だ」と思ってしまっては、なおさらプレーがつらくなってしまいます。
風が強く吹いている時は、それを味方に付けようと思うくらいの発想を持ちましょう。
たとえば、風がフォローならば風に乗せて距離を稼げば良いし、右にハザードがあるホールで、ハザード側から風が吹いてる時ならば、ハザードギリギリを狙っても風がボールをセーフゾーンまで戻してくれます。
ハザードに向かって風が吹いている時には、持ち球の曲がり幅が大きくなってもハザードに入らないほど大胆に方向取りをするか、絶対にハザードに届かない番手でティーショットすれば良いでしょう。
風の強い日には風を味方にすることを考えます。状況によっては味方に出来ない時もあるでしょうが、そんな時でも風とケンカすることは避けた方がスコアをまとめることが出来ます。
アゲインストでのティーショット、特にドライバーを使う時には、無理に風とケンカさせようとすると余計な力が入ってしまいます。そうすると無駄にスピン量が増えてボールは吹け上がり、余計に距離をロスしてしまいます。
そうではなくて、芯でボールを捉えることに集中して理想に近いスピン量のボールを打ち出すことによってロスを最小化させることが出来ます。また、この時はミート率を上げるためにもコンパクトなスイングを心掛けましょう。
別の方法では、クラブを短く持ち、ティーアップをいつもより低くして低いボールを打ち出せば、風の影響を避けられます。
風が強く吹く事の多い河川敷やシーサイドコースなどでは、特有の硬い地面を利用して、ランで飛距離を稼ぐ方法もあります。
特殊な条件である時こそ、その時のベストなショットを選択することを心掛けましょう。