ショートホールの攻め方⑧ 距離の長いショートホール
ショートホールの中には200ヤードを超える長いホールも存在します。
距離に反比例してグリーン周りはバンカーやハザードが無かったりと難易度は低くなる傾向にありますが、だからといってグリーンに乗る確率が高くなるというわけではありません。
なぜなら、200ヤードを超えるようなショートホールでは、ティーショットにロングアイアンやユーティリティー、場合によってはフェアウェイウッドを使わなければならず、そうなると左右のブレも大きくなるからです。
ショートアイアンやミドルアイアンであれば、グリーンセンターを狙っていけば左右のどちらかに打球がブレてもグリーンオンする確率は低くはありません。
しかし、番手が大きくなるにつれて左右のブレが大きくなり、センターを狙って打ったとしてもグリーンを外す確率は高くなります。
左右のどちらかに入れてはいけないエリアがある場合には、リスクを犯してピンに届く番手を使うより、短い番手で刻んだほうが、むしろスコアの安定度は格段に高くなります。
短い番手を使えば、とうぜん左右のブレ幅は小さくなり、ある程度は狙い通りに打つことが出来ます。そうした番手を使って出来る限りアプローチが寄せやすい場所を探し、ティーショットを打っていきましょう。
自分の得意なアプローチが使えそうなライや距離のエリアを探し、上手くボールを運べると、アプローチで寄せワンのパーを拾える確率が高まります。
たとえアプローチで寄せ切れなくても、2オン2パットのボギーに収めることは決して難しいことではありません。
シングルクラスの上級者であっても、200ヤードを越えるようなショートホールではなかなか狙ってパーは拾えません。
アベレージグラウンドゴルファーはなおさらで、このようなホールではボギーで十分、パーを拾えたら上出来と考えましょう。