ショートホールの攻め方⑤ 番手間の距離にあるピン
ピンまでの距離がちょうど2つの番手の中間にある場合には、選択として2つの打ち方が考えられます。
●短めのクラブでしっかり打つ
●長めのクラブで軽く打つ
ショートホールの攻め方② 左右にハザードがあるときの応用で、短めのクラブでしっかり打つと左に、長めのクラブで軽く打つと右にそれぞれミスが出やすくなると説明しましたが、どちらのショットを選択するにしても、選んだ番手によって出やすいミスの傾向を頭に入れておいてください。
力みやすい人は「しっかり打とう」とすると、左へのミスが大きくなりやすく、逆に緩みやすい人は「軽く打とう」とすると右へのミスが大きくなりやすい傾向にあります。
こうした傾向がある人におすすめの対処法が他に2つあるので紹介します。
まずひとつめは
まずは長めのクラブを選択します。クラブが大きいからといって軽く振るのではなく、グリップエンドを余らせて短く持ち、スタンスを狭くしてスイングはいつも通りで打つ
こうすることによってスイングやリズムを変えずに、弾道を低くしてキャリーを減らすことが出来ます。
2つめの方法は
極端な受けグリーンでない場合は、長めのクラブで普通に打つことです
これで当たりが良くて、番手通りの距離が出たとしても、ピン奥10ヤードくらいの地点にオンします。極端な受けグリーンでない限りは、下りのパットが残ったとしても2パットのパーを拾える確率は決して低くはありません。
逆に当たりが良くなく、番手通りの距離が出なかったとしても、上手くすればピン近くに、よほど悪いショットでなければピン手前のグリーンを捉えることが出来ます。
何より、ヘタに加減せずにしっかりと打つ方がリズムが崩れずに、いいスイングが出来るものです。
練習のときでも、フルショットの練習ばかりをしないで、同じ番手でいろいろな距離を打ち分ける練習をしておくと、こういう状況でも自信を持って対処することができるようになります。