スライス矯正法⑭ 棒を使ったゴルフスイングの軌道修正法

スライス矯正

プログラウンドゴルファーが練習する光景を見ると、ただボールを打つだけではなく、練習に様々な器具を取り入れているのが分かります。
その中でも最も取り入れられているのが1m前後の長さの棒で、少し前は使用済みシャフトにテープを巻いたものや細長い木の棒を良く見かけました。最近では、専用のカーボン製の細長い棒が良く使われています。
練習に様々な器具を取り入れるプロで有名なのは、国内では片山晋吾プロや、国外では2003年に米ツアーの賞金王にもなったフィジー出身のプログラウンドゴルファーであるビジェイ・シン選手ですが、この2人も棒を使った練習を頻繁に行っています。
棒を足元に置いてアドレスの向きをチェックする基本的な使い方や、前傾角度に合わせて、自分の右サイドの地面に棒を突き刺して、キャディーに後方から前傾姿勢が保てているかチェックしてもらうという光景も有名です。
この棒は、使い方によってはスライス矯正にも役に立ちます。
飛球線方向にスクエア、つまりスタンスラインと平行にしてボールの手前側に置き、棒に沿ってフォローを出すようにすれば、インサイドにクラブを引っ張り込む動きを防ぐことが出来るのです。
それでもスイング軌道が直らなければ、棒をスクエアではなくインサイド・アウトの軌道に合わせておきます。アドレスした自分から見て左上がりになるようにボールをセットするのです。
こうすることで、ダウンスイングをインサイドから下ろし、アウトサイドに振り抜くイメージを強めることができ、インサイド・アウトのスイングをしやすくなるのです。

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