フック矯正法⑦ 棒を使ったスイング軌道の修正
スライスの矯正法でも棒を使った練習法をご紹介しましたが、これはフックを矯正する際にも役に立ちます。
※スライス矯正法⑭ 棒を使ったグラウンドゴルフスイングの軌道修正法
フックの主な原因は、スイング軌道がインサイド・アウトになっているから。自分のスイング軌道がそうなっていると自覚している人は、ボールの向こう側に飛球線に対してスクエアになるように棒を置いて練習してみて下さい。
ヘッドが棒のラインからはみ出ることなく振れていれば、フォローが極端にアウトサイドには抜けていないという証拠になります。逆に棒よりもフォローが外にはみ出るようだとクラブをかなりアウトに振ってしまっていることになります。
フォローでクラブが棒の外にはみ出る場合は、フォローでヘッドがインサイドに動くように、左斜め下を向くように棒を置き、その方向に振るようにします。
この時に、棒がスタンスの邪魔になるならオープンに構えても良いです。
また、フックはスイングだけでなくアドレスが悪いときにも出てしまうミスです。
例えば、スタンスのラインがスクエアでも、腰や肩のラインが右を向いていれば、右にボールを打ち出すプッシュフックに、逆に左を向いていればチーピンになる可能性があります。
アドレスで体の向きを整えるには、左右のつま先のラインを結ぶように棒を置き、そのラインに腰やヒザ、肩のラインを合わせます。これだけでも、未然にフックを防止する効果があります。
アドレスを後方から見ると、上体が右向きの場合は左腕が上に、逆に上体が左向きになっていると右腕が上になって見えます。
多少左腕が見えるのは構いませんが、右腕が上にあるようだと、フックとスライスの両方のミスが出やすいので、定期的に鏡などでアドレスをチェックしてみて下さい。