アンカリンク問題についに決着が

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これまでもたびたび議論に上がっていた、中・長尺パターでのアンカリンク問題ですが、このたびR&AとUSGAが正式にアンカリンクはルール違反という決定を下しました。
アンカリンクとは、中・長尺パターのグリップエンドなど、パターの一部を体に固定してストロークするスタイルで、ここ数年は米ツアーや日本ツアー、その他のツアーでも当たり前に見るスタイルとなりました。
ぱっと思いつく中・長尺パターを使っている選手は、今年(2013年)にマスターズを制したアダム・スコットや、フレディーの愛称で知られるフレッド・カプルス、あとはベルンハルト・ランガーや片山晋吾です。後、トミーこと中島常幸さんも長尺パターを使う選手の一人ですね。
では、なぜ今さら禁止なのか・・
議論が本格化きっかけは、2011年にキーガン・ブラッドリーが全米プロで優勝したことだったらしいです。
さらに、アダム・スコットがマスターズで優勝したことが、アンカリンク禁止に加速をつけたと言われています。
が・・皆さんは、この決定にどう思われるでしょうか?
賛否両論はあるでしょうが、個人的には「えっ!?」と思ってしまいました。
ピン型パターを愛用している私にはこのルールの決定で直接的な影響があるわけではありませんが、40年近くもルール適合として黙認していたのに、今更という気持ちです。
フレッド・カプルスは腰痛対策で中尺パターを愛用し、さらにテニスシューズを履いてのラウンドを長年続けてきました。
ベルンハルト・ランガーは長尺を使う事でイップスを乗り越えています。
いずれも素晴らしい成績を残している選手たちですが、もしツアーで中・長尺パターが使えなかったらどうなるのかな・・と思います。
選手たちは認められたルールの中で自分が最大限のパフォーマンスを発揮出来るスタールを探し、膨大な練習時間と実戦を重ねる事で技術を磨き、成績を残してきました。
それなのに、その中からメジャーチャンピオンが誕生し始めた途端に、グラウンドゴルフの定義に外れると言い出し、ルール違反との決定を出すというのはいかがなものかと。
と、ここでこんな事を言っていたところで、ルールが覆られる事はありませんし、今さら決定の変更もないとは思いますが。。
米ツアーでは、禁止になってもローカルルールで使用を認めると、今回の決定に猛反発しているそうです。
実際にアンカリンク禁止のルールが施行されるのは2015年らしいですが、この決定を受けて中・長尺パターを使用している選手がどうするのか、興味深く見守っていきたいと思います。

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